2026年9月15日、航空自衛隊が運用する大型無人偵察機「RQ-4B グローバルホーク」が飛行中に通信を失い、鳥取県沖で墜落しました。
当初は「通信が途絶した」と発表され、墜落したかどうかは確認されていませんでしたが、その後、海上で機体の一部とみられる浮遊物が発見されました。
そして9月16日、航空自衛隊は正式に機体が墜落したと断定しました。
三沢基地を離陸後、約2時間半で通信途絶
事故を起こしたのは、航空自衛隊三沢基地に所属するRQ-4Bグローバルホーク。
航空自衛隊の発表によると、機体は9月15日午前10時20分ごろ青森県の三沢基地を離陸しました。
その後、飛行を続けていましたが、午後0時55分以降、機体と通信装置との接続不良が発生。
そして離陸から約2時間半後の午後0時58分ごろ、鳥取県沖の海上約50キロの地点でレーダーから航跡が消えました。
海上で浮遊物を発見
通信が途絶えたことを受け、航空自衛隊や海上自衛隊、海上保安庁などが捜索を開始。
午後2時19分ごろ、海上保安庁のヘリコプターが海上で浮遊物を発見し、さらに午後2時25分ごろには、航空自衛隊のF-15J戦闘機も浮遊物を発見しました。
その後、航空自衛隊のU-125Aが写真を撮影し、海上自衛隊のミサイル艇「はやぶさ」も現場で浮遊物を確認しました。
そして午後7時50分ごろ、撮影された写真などから、浮遊物が事故を起こしたグローバルホークの機体であると断定されました。
現時点で事故原因は分かっていない
気になる事故原因について、航空自衛隊は9月16日の第3報で「確認中」としています。
つまり現段階では、エンジン故障や機体トラブル、通信装置の不具合など、具体的な原因は確定していません。
通信装置との接続不良が発生したことは確認されていますが、それが墜落そのものにつながったのかについても、今後の調査を待つ必要があります。
SNSなどではさまざまな推測が出る可能性がありますが、現時点で原因を断定することはできません。
人が乗っていない「無人偵察機」
今回の事故で重要なのが、グローバルホークは通常の戦闘機や輸送機とは違い、搭乗員が乗らない無人航空機だという点です。
RQ-4Bグローバルホークは、高高度を長時間飛行しながら広い範囲を監視・偵察するための大型無人機です。
日本では航空自衛隊が運用しており、三沢基地を拠点として活動しています。
今回も搭乗員がいなかったため、現時点で人的被害は確認されていません。
航空自衛隊によると、9月16日午前0時時点で、機体の墜落による部外への被害情報はないということです。
今後は事故原因の究明へ
今回の事故では、まだ分かっていないことが多く残されています。
なぜ通信装置との接続不良が発生したのか。
その後、なぜレーダーから航跡が消えたのか。
機体に何らかの異常が発生していたのか。
そして、通信が途絶えた時点で機体がどのような状態だったのか。
これらについては、今後の事故調査によって明らかになるとみられます。
航空自衛隊は引き続き捜索活動を行うとしており、海上自衛隊も捜索を継続する予定です。
今回の事故が注目される理由
グローバルホークは、日本の警戒監視能力を支える重要な無人航空機の一つです。
そのため、今回の墜落は単に「航空機1機が失われた」というだけではなく、無人機の運用や安全性についても改めて注目される事故となっています。
一方で、現時点では事故原因が判明していないため、今回の事故をもってグローバルホークそのものの安全性や運用体制に問題があると断定することはできません。
今後、航空自衛隊から発表される事故調査の結果が重要になります。
9月16日時点で分かっていること
- 機種:RQ-4B グローバルホーク
- 所属:航空自衛隊・三沢基地
- 離陸:2026年9月15日 午前10時20分ごろ
- 通信装置との接続不良:午後0時55分以降
- レーダーから航跡消失:午後0時58分ごろ
- 場所:鳥取県沖、約50キロの海上
- 機体の浮遊物発見:午後2時19分ごろ以降
- 墜落確認:9月15日午後7時50分ごろ
- 事故原因:現在調査中
- 部外への被害:9月16日午前0時時点で情報なし
今回の事故については、航空自衛隊が今後発表する事故原因や機体の状況が大きな焦点になります。
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